2026.05
花粉症と黄砂と咳
東京23区は多摩地域から大量のスギ花粉が飛来します。ヒノキ、ハンノキ、イネ、黄砂も、5月は多いです。関東エリアは、草の花粉も他のエリアより多く、長期間飛散します。「咳き始めると止まらない」「咳が苦しくて眠れない」「乾いた咳」ということが多いです。風邪薬や咳止めを飲んでも、よくならない咳は風邪ではなく「喘息などのアレルギーの咳」かもしれません。
スギ花粉の表面には「オービクル」という約0.5~1μmの微粒子がありそれがはがれて気管支に入ります。オービクルはスギ花粉と同様にアレルギー反応を起こすため、気管支でアレルギー反応が起きるのです。
山間部では多量の花粉が飛びますが、花粉は重いので山や畑の水分を含んだ土に着地すると再び飛び立つことは少ないです。しかし都市部では、乾いたアスファルトに花粉がたまるため、容易に何度も飛び上がります。そして、人や車に繰り返し踏みつけられ、花粉が粉砕されオービクルなどが作られてしまいます。また、黄砂、PM2.5なども花粉表面を傷つけ破裂させます。さらに危険なのは、花粉のアレルゲン物質が微細化し、PM2.5中の硫酸塩などと共に空気中に浮遊し、有害化学物質やアレルゲン物質も、1μm以下のPM1.0として放出されてしまうことです。このメカニズムが「昔より花粉症で悩む人が増加」「都市部で花粉症に悩む人が増加」「都市部でスギ花粉の季節に喘息が増加」の大きな理由です。
【 対策 】
・換気は短時間。 ・予報などで飛散が多いときは、外出を控える。
・洗濯物は室内に干す。 ・帰宅時、衣類をブラッシングなどで払ってから家へ入る
・布団は布団乾燥機を使う。 ・軽い症状のうちに受診し、重症化を防ぐ。















